ITパスポートに1ヶ月で合格する方法!具体的スケジュールと勉強方法を大公開

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ITパスポートは1ヶ月もあれば十分に合格が狙える資格です。

しかし、ITパスポートの勉強を始めたばかりの人の中には、どんなスケジュールでITパスポートを勉強していけば良いのかまだわからない人もいるでしょう。

そこで今回は、日本トップレベルにITパスポートを熟知している私ケンジが、ITパスポートに1ヶ月で合格する方法をご紹介していきます。

1ヶ月の具体的スケジュールと勉強方法を掲載しているので、ITパスポートを受験予定の人はぜひ参考にしてください。

ちなみにですが、ITパスポートにはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。

これさえあれば1ヶ月もかからず、限りなく少ない努力で合格に大きく近づきます。

これは私が何年もITパスポートの勉強を続ける中で生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

興味ある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてください。

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ITパスポートは1ヶ月で合格できる?知恵袋に多数質問あり!

「1ヶ月の勉強でITパスポートに合格できるのだろうか?」という疑問を持っている人はたくさんいます。

Yahoo!知恵袋には、以下のような質問が多数投稿されています。

ITパスポートは1ヶ月の勉強でも合格できますか?時間がある人は1ヶ月の勉強でも合格できる試験なのでしょうか?

ITパスポートは独学で1ヶ月で合格できそうですかね?

ITパスポートを1ヶ月でとるなら、1日何時間勉強ですか?ちなみに、情報などの知識はあまりありません

※独学での学習に不安がある人の中には講座を受講する人もいます。詳しくは「ITパスポート講座18選!通信・無料・おすすめは?通学形式やYouTube・料金もご紹介!」をご覧ください。

しかし、冒頭でも解説した通り、ITパスポートは1ヶ月もあれば十分に合格が狙える資格です。

ITパスポートの合格率(令和3年度1月度データ)は以下となっており、全体で見ると受験者の半分以上が合格しているので、決して難しい試験ではありません。

※「ITパスポートの難易度は?上がった?勉強時間は?難しい?文系初心者でも大丈夫?」もぜひ合わせてご覧ください。

応募者数受験者数合格者数合格率
社会人8,264人7,197人4,587人63.7%
学生4,593人4,069人1,808人44.4%
合計12,857人11,266人6,395人56.8%

ITパスポートはIT初心者や非IT企業に勤めるビジネスパーソンでも十分に合格できる試験なのでご安心ください。

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ITパスポートに1ヶ月で合格する具体的スケジュールと勉強方法

日本で一番ITパスポートを熟知している自負のある私ケンジが考えた、ITパスポートに1ヶ月(30日)で合格するための具体的スケジュールは以下です。

勉強時間としては、1日3時間程度は確保したいところです。

※「ITパスポートの勉強時間・勉強期間・学習時間は?最短は10時間!大学生や初心者は?」もぜひ合わせてご覧ください。

  • 1日目:試験範囲と合格基準の確認・過去問を1回分解く
  • 2〜3日目:「企業活動」のインプット&演習
  • 4日目:「法務」のインプット&演習
  • 5日目:「経営戦略マネジメント」のインプット&演習
  • 6〜7日目:「技術戦略マネジメント」のインプット&演習
  • 8〜9日目:「システム戦略」のインプット&演習
  • 10日目:「開発技術」のインプット&演習
  • 11日目:「プロジェクトマネジメント」のインプット&演習
  • 12日目:「サービスマネジメントとシステム監査」のインプット&演習
  • 13〜14日目:「基礎理論とアルゴリズム」のインプット&演習
  • 15日目:「コンピュータシステム」のインプット&演習
  • 16日目:「ハードウェア」のインプット&演習
  • 17日目:「ソフトウェア」のインプット&演習
  • 18日目:「データベース」のインプット&演習
  • 19日目:「ネットワーク」のインプット&演習
  • 20〜21日目:「情報セキュリティ」のインプット&演習
  • 22〜31日目:過去問演習

それぞれについて詳しく解説していきます。

1日目:試験範囲と合格基準の確認・過去問を1回分解く

ITパスポートは試験範囲がかなり広いので必ず事前に確認しておきましょう。

ITパスポートの試験範囲はITパスポートのシラバスから最新の情報を確認可能です。

※詳しくは「ITパスポートの試験範囲は広い!変更・拡大されることもあるので要注意」をご覧ください。

その後はITパスポートの合格基準を理解しましょう。

ITパスポートの合格基準は以下2つの条件を両方とも満たすことです。

  • 試験全体を1,000点満点に換算したとき、600点以上の得点(=総合評価点が600点以上)
  • 各分野ごとに1,000点満点に換算したとき、300点以上の得点

どちらか一方を満たしただけでは不合格となりますのでご注意ください。

※ITパスポートはストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の3分野から問題が出題されます。詳しくは「ITパスポートの分野は3つある!分野別評価点・割合は?難しいのはどれ?」をご覧ください。

その後はITパスポートの過去問を1回分で良いので解いてみてください。

ITパスポートの試験時間は120分・問題数は全部で100問ですが、多くの受験者は60分程度で解き終わるので、過去問1回分を解くのにかかる時間は60分程度です。

※「ITパスポートの試験時間・問題数は120分で100問!長い?途中退出可能?」もぜひ合わせてご覧ください。

ITパスポートの過去問はITパスポートの公式サイトから確認可能なので、それを利用しても良いですし、「ITパスポート過去問道場」というサイトを使うのも良いでしょう。

ITパスポートの勉強を本格的に行う前に、まずはITパスポートがどんな試験なのかを体感しておくことは非常に重要です。

当たり前ですが、この時点で過去問の点数がボロボロだったとしても落ち込むことはありません。

※「ITパスポート過去問題100問!解説付きサイトは?過去問は出ない?何年分やるべき?」もぜひ合わせてご覧ください。

2〜3日目:「企業活動」のインプット&演習

2日目からはITパスポートの勉強を本格的に行っていきます。

まずは筆者がおすすめする『いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書』という参考書(問題集)を購入してください。

※「ITパスポートのおすすめ参考書・テキスト本ランキング2025!初心者向けは?参考書はいらない?」もぜひ合わせてご覧ください。

いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集

SB Creativeから出版されており、料金は税込1,760円です。

有名な参考書なので多くの本屋で販売されています。Amazonでも購入可能です。

『いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書』の目次は以下のようになっています。

目次内容
序章ITパスポート試験の概要と効果的な学習方法
第1章企業活動
第2章法務
第3章経営戦略マネジメント
第4章技術戦略マネジメント
第5章システム戦略
第6章開発技術
第7章プロジェクトマネジメント
第8章サービスマネジメントとシステム監査
第9章基礎理論とアルゴリズム
第10章コンピュータシステム
第11章ハードウェア
第12章ソフトウェア
第13章データベース
第14章ネットワーク
第15章情報セキュリティ

ITパスポートは『いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書』をしっかりと読み込んでマスターすれば問題なく合格できる試験です。

なので、2日目〜21日目の19日間かけて『いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書』を徐々に進めていきます。

というわけで、まず2日目はストラテジ系の第1章である「企業活動」のインプットと演習を行います。

※ストラテジ系の詳細は「ITパスポートのストラテジ系とは?苦手な人向け勉強法や問題例・過去問・用語は?」をご覧ください。

『いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書』では用語の解説が一定終わった後、以下のような演習問題(過去問)が用意されているので非常に効率良く勉強ができます。

過去問を利用した演習問題

第1章の「企業活動」では

  • 経営理念
  • 株主総会
  • CSR

など、誰しもが一度は聞いたことのある用語も数多く登場するので、比較的スムーズに学習が進むでしょう。

※「ITパスポート用語集・単語一覧・PDF付き!覚え方やアプリ・本もご紹介!」もぜひ合わせてご覧ください。

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4日目:「法務」のインプット&演習

4日目の「法務」では法律や権利に関する学習を行います。

コンピュータを業務や仕事で利用するには、関連する法律や権利のことも把握しておくことが重要です。

悪意がなかったとしても他人の権利を侵害したり、法律違反を行えば犯罪になってしまいます。

自分自身・法令を守る上でも非常に重要な分野となります。

5日目:「経営戦略マネジメント」のインプット&演習

経営戦略マネジメントでは

  • SWOT分析
  • PPM
  • CRM
  • SCM

など、用語のインプットが中心となります。数多くの英語が登場するのが特徴です。

6〜7日目:「技術戦略マネジメント」のインプット&演習

「技術戦略マネジメント」は範囲が少し広いので2日間に分けてインプットと演習を行いましょう。

POSシステムやICカード、RFIDなど普段の私たちの生活に馴染みがある用語も数多く登場します。

8〜9日目:「システム戦略」のインプット&演習

「システム戦略」ではコンピュータおよびネットワークを利用した業務効率化の目的やITの技術動向(IoT、ビッグデータなど)に関する知識を学びます。

こちらも「技術戦略マネジメント」と同様、範囲が少し広いので2日間に分けてインプットと演習を行いましょう。

IoTのイメージ

10日目:「開発技術」のインプット&演習

10日目からはマネジメント系分野に入ります。

「開発技術」ではシステムの具体的な作り方を学びます。

この章ではITパスポートで出題頻度の高い用語が数多く登場するので、特に集中力を高めて学習してください。

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11日目:「プロジェクトマネジメント」のインプット&演習

11日目はプロジェクトマネジメントの意義や目的、考え方などを学習します。

プロジェクトマネジメントはシステム開発を円滑に行うために不可欠です。

この章ではWBS(Work Breakdown Structure)など、普段の仕事にも使える考え方が数多く登場するのが特徴です。

12日目:「サービスマネジメントとシステム監査」のインプット&演習

12日目はマネジメント系分野の最後の章となります。

この章では、サービスマネジメントの本質である「情報システムを安定的、かつ効率的に運用し、利用者に提供するサービスの品質を維持・向上させること」の大切さを学習することができます。

13〜14日目:「基礎理論とアルゴリズム」のインプット&演習

13日目からはテクノロジ系の分野に突入します。

※テクノロジ系の詳細は「ITパスポートのテクノロジ系とは?攻略法・苦手な人向け勉強方法は?難しい?問題例や用語もご紹介」をご覧ください。

この章ではプログラミングが登場しますが、プログラミングが苦手な人はそこまで時間を割かなくても問題ありません。

ITパスポートでプログラミング(ソースコードに関する問題)が出題され、わからない場合は捨てるのも戦略的にはありだからです。

ITパスポートでは全部で100問の問題が出題され、出題割合はストラテジ系が35%、マネジメント系が20%、テクノロジ系が45%です。

プログラミング(ソースコードに関する問題)は2〜3問程度しか出題されないので、その2〜3問を落としたとしても合格できる可能性は十分にあるのでご安心ください。

※詳しくは「ITパスポートのプログラミング問題を解説!捨てるのはあり?わからない場合は?言語は?」をご覧ください。

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15日目:「コンピュータシステム」のインプット&演習

この章では大きく「コンピュータ構成要素」と「システム構成要素」の2つの分野を学習します。

具体的には

  • システムの構成、処理形態、利用形態の特徴
  • クライアントサーバシステムや仮想化システムの特徴
  • Webシステムの特徴
  • システムの性能・信頼性・経済性の考え方

などを学習します。

16日目:「ハードウェア」のインプット&演習

ハードウェアとは目に見える機械の部分のことです。

例としてはパソコン本体、ディスプレイ、キーボード、プリンタ、マウスなどがあげられます。

この章ではシステムを構成するコンピュータやディスプレイ、プリンターなどの種類や特徴について学習します。

17日目:「ソフトウェア」のインプット&演習

ソフトウェアはハードウェアの対義語です。

システムはハードウェアとソフトウェアの2つの要素から構成されています。

ソフトウェアは目には見えませんが、システムにおいて非常に重要な役割を担っています。

18日目:「データベース」のインプット&演習

この章では

  • データベースおよびデータベース管理システム(DBMS)の意義や目的、考え方
  • データの分析・設計の考え方、データベースのモデルの特徴
  • データの抽出などの操作方法

などを学びます。

特にデータベースに格納されているデータを操作する方法はITパスポートで頻出なので、重点的に学習してください。

19日目:「ネットワーク」のインプット&演習

ネットワークは普段あまり私たちの日常生活に馴染みがないのでイメージが湧きづらいですが、ITパスポートでは頻出なので重点的に学習しましょう。

特にネットワークの基本構成(LANやWANなど)、ネットワーク機器、および広く利用されている主な通信プロトコルに注意して学習を進めてください。

20〜21日目:「情報セキュリティ」のインプット&演習

いよいよ最後の章となります。

近年のITパスポートでは情報セキュリティに関する問題が特に頻出です。

特に以下を重点的に学習してください。

  • 情報セキュリティの基本的な考え方
  • マルウェアや様々な攻撃手法への対策などの技術的セキュリティ対策
  • ID・パスワード、デジタル署名、生体認証
  • 暗号化技術の仕組みと特徴

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22〜31日目:過去問演習

『いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書』を一通り学習し終えたら、残りの10日間で直近の過去問を解いていきます。

上記でも解説した通り、ITパスポートの試験時間は120分・問題数は全部で100問ですが、多くの受験者は60分程度で解き終わります。

※本番は見直しも含めると90分程度で受験が完了する人がほとんどです。ITパスポートは解き終わると途中退出が可能です。

Yahoo!知恵袋でも以下のような投稿をいくつか見つけられるので、過去問1回分を解くのにかかる時間=1時間程度と考えて問題ないでしょう。

【Q】ITパスポート試験について質問です。制限時間は120分と書いてありますが皆さんは大体何分くらいで解き終えていますか?また、制限時間内に全て解き終え退場する場合その場で自分の点数を確認することはできますか?

【A】自分は1時間半位、約90分で見直しまで終わりました。自分の点数は終わったと同時に画面上に出て、1時間後ぐらいにはネット自分のIDなどを入力すれば見られます。実際の合格発表は1か月後です。

※「ITパスポートの合格発表日はいつ?受験月の翌月15日前後です!見方は?何時?」もぜひ合わせてご覧ください。

そして、過去問を解いて間違えた問題はひたすら暗記していきます。

ITパスポートでは過去に出題された問題の類似問題が数多く出題されます。

例えば、以下は令和元年度と平成21年度の過去問ですが、内容がかなり似ていることがわかります。

【令和元年度過去問】

企業の経営理念を策定する意義として、最も適切なものはどれか。

  1. 企業の経営戦略を実現するための行動計画を具体的に示すことができる。
  2. 企業の経営目標を実現するためのシナリオを明確にすることができる。
  3. 企業の存在理由や価値観を明確にすることができる。
  4. 企業の到達したい将来像を示すことができる。

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。

経営理念は企業の存在意義や価値観を明確にするための基盤です。

【平成21年度過去問】

経営理念を説明したものはどれか。

  1. 企業が活動する際に指針となる基本的な考え方であり、企業の存在意義や価値観などを示したもの
  2. 企業が競争優位性を構築するために活用する資源であり、一般的に人・物・金・情報で分類されるもの
  3. 企業の将来の方向性を示したビジョンを具現化するための意思決定計画であり、長期・中期・短期の別に策定されるもの
  4. 企業のもつ個性、固有の企業らしさのことで社風とも呼ばれ、長年の企業活動の中で生み出され定着してきたもの

【解答&解説】

正解は1・・・(答)です。

経営理念に関する問題では、選択肢の中から「存在意義」や「存在理由」「価値観」というキーワードを探すことがポイントです。

なので、自分が過去問で間違えた問題をどんどん暗記していくことが何よりも効率の良いITパスポートの対策になります。

ここまでを1ヶ月でやり切れば、かなりの確率でITパスポートに合格するでしょう。

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今回はITパスポートに1ヶ月で合格するための具体的スケジュールと勉強方法をご紹介しました。

ITパスポートは試験範囲がかなり広いですが、1ヶ月もあれば十分に合格を狙えます。

ITパスポートを受験予定の人は本記事でご紹介した勉強方法をぜひ参考にしてみてください。