
ITパスポートに合格すると合格証書が発行されます。
今回は日本で一番ITパスポートに詳しい私ケンジが、ITパスポートの合格証書とは何なのかについて解説した後、合格証書が届かない・遅い場合の対処方法やPDFはあるのか?なくしたら再発行はできるのか?などについて解説していきます。
ITパスポートを受験予定の学生や社会人はぜひ参考にしてください。
ちなみにですが、ITパスポートにはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。
これさえあれば限りなく少ない努力で合格に大きく近づきます。
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ITパスポートの合格証書とは?合格証明書との違いは?
ITパスポートの合格証書とはITパスポートに合格したことを証明する書類です。
正式名称は「情報処理技術者試験合格証書」で、経済産業大臣から交付されます。

合格証書は合格者全員に無料で送付されるのが特徴で、申請手続きは不要です。再発行はできません。
ちなみにですが、ITパスポートには合格証明書という書類もあります。
合格証明書も合格証書と同様、ITパスポートに合格したことを証明する書類となりますが、合格証明書を発行するには情報処理推進機構への申請が必要になります。
発行には1通700円の料金が発生します。
※ITパスポートの合格証明書の詳細は「ITパスポートの合格証明書とは?申請・再発行の方法は?PDFはある?いつもらえる?」をご覧ください。
ITパスポートの合格証書と合格証明書の違いを表にすると以下のようになります。
合格証書 | 合格証明書 | |
---|---|---|
送付対象者 | 合格者全員(申請不要) | 申請した人のみ |
料金 | 無料 | 1通700円 |
再発行 | 不可 | 可能 |
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ITパスポートの合格証書はいつ届く?
ITパスポートの合格証書は受験月の翌々月15日前後に簡易書留で発送されます。
なので、届くのは受験月の翌々月20日前後になります。
例えば、受験月=7月の場合、合格証書が届くのは9月20日前後ということになります。
ちなみにですが、ITパスポートの合否は受験が完了したその場でわかります。
ITパスポートは試験が終了すると、すぐに採点が自動で行われ、その場で試験結果(点数)が表示されます。
なので、試験終了後はすぐにその場で自分の点数が合格ラインに達しているかどうかわかるのです。
※詳しくは「ITパスポートの試験結果・合否はいつわかる?すぐその場・当日に確認可能!合否判定・基準は?試験結果レポートはある?」をご覧ください。
ITパスポートの合格基準は以下2つの条件を両方とも満たすことです。
- 各分野ごとに1,000点満点に換算したとき、300点以上の得点
- 試験全体を1,000点満点に換算したとき、600点以上の得点(=総合評価点が600点以上)
※総合評価点の詳細は「ITパスポートの総合評価点とは?総合評価点だけ足りないと合格できない?上げ方は?400点・500点だとダメ?」をご覧ください。
どちらか一方を満たしただけでは不合格となりますのでご注意ください。
試験当日に合否を知ってからITパスポートの合格証書を受け取るまでかなり時間がありますが、合格証書はITパスポートに合格したことを客観的に証明できる重要な書類なので、必ず受け取りましょう。
ITパスポートの合格証書が届かない・遅い場合は?
ITパスポートの合格証書が届かない・遅い場合は以下の3点を順番に確認してください。
- ITパスポートの合格発表ページから、合格証書が発送されているかを確認する。
- 郵便局からの不在票がポストに入っていないかを確認する。
- 1で合格証書が発送済になっているかつ、2で郵便局からの不在票がポストに入っていないことを確認済の場合は、情報処理推進機構のお問い合わせフォームに以下の内容を記入し、お問い合せを行う。
<お問い合わせフォームに記入する内容>
- 件名:iパス合格証書発送状況確認依頼
- お名前(漢字/カナ)
- 西暦の生年月日(年/月/日)
- 利用者ID
- 受験番号
- 試験合格発表日
※「ITパスポートの合格発表日はいつ?受験月の翌月15日前後です!見方は?何時?」もぜひ合わせてご覧ください。
上記でも解説した通り、ITパスポートの合格証書が届くのは受験月の翌々月20日前後なので、受験月の翌々月30日前後になっても合格証書が届かない場合は上記のフローでお問い合わせをすると良いでしょう。
ITパスポートの合格証書はPDFで発行される?
ITパスポートの合格証書はPDF形式ではありません。以下のように紙での発行となります。

ITパスポートの合格証書(紙)をPDFにしたい場合は、無料のスマホアプリ「Adobe Scan」を使いましょう。
「Adobe Scan」は紙の資料や書類をPDFに変換できるアプリです。
使い方は以下の3ステップです。
- 画面下のメニューから「文書」を選択し、合格証書にカメラをかざす
- 自動でスキャンが開始される
- 「その他>デバイスにコピー」をタップ
各ステップの詳細は以下です。
1:画面下のメニューから「文書」を選択し、合格証書にカメラをかざす
画面下のメニューから「文書」を選択し、合格証書にカメラをかざすと、以下のように「文書を探しています」というテキストが表示されます。

2:自動でスキャンが開始される
文書を見つけると、以下のように自動でスキャンが開始されます。

スキャンが終了すると、上記画像のように右下に「PDFを保存」ボタンが表示されるので、それをタップします。
3:「その他>デバイスにコピー」をタップ
上記の「PDFを保存」ボタンをタップすると、以下画像の左側のような画面に遷移するので、「その他」をタップします。
すると、以下画像の右側のような画面に遷移するので「デバイスにコピー」をタップします。

以上で文書がPDFとしてスマホ(デバイス)にダウンロードされます。
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ITパスポートの合格証書はなくしたら再発行可能?
ITパスポートの合格証書は再発行できません。なくさないよう十分ご注意ください。
「合格証書をなくしてしまうと、ITパスポートに合格したことを証明できなくなるのでは?」と思う人もいるでしょうが、そんなことはありません。
合格証書をなくした場合は合格証明書を発行しましょう。
上記でも解説した通り、合格証明書も合格証書と同様、ITパスポートに合格したことを証明する書類となります。
合格証明書は合格証書と違って何回でも発行可能(1通700円)なのでご安心ください。
合格証明書の発行方法は以下の4ステップです。
- 受験者マイページの「Step.1 合格証明書申込審査」より、申請情報を登録する。
- IPA事務局が申請情報をチェックし、合格証明書の発行可否を調査(調査期間=1週間程度)
- 申請情報が承認されたら、14日以内に受験者マイページの「Step.2 合格証明書の交付申込」に進み、証明書形式(和文・英文)および部数・郵送先住所の登録、交付手数料の払込みを行う。
- 入金確認後、1週間程度で合格証明書が普通郵便で送付される。
合格証明書の発行はITパスポート公式サイトで合格者の番号が公表されてから約2週間後に可能となります。
※合格者の番号は受験月の翌月15日前後の正午頃に閲覧可能となります。
ITパスポートの合格証書に点数は記載されていない?
ITパスポートの合格証書に点数は記載されていません。
上記でも解説した通り、ITパスポートは試験が終了すると、すぐに採点が自動で行われ、その場で試験結果(点数)が表示されます。
ITパスポートの受験を終えた人はその点数をメモしておくと良いでしょう。
点数をメモし忘れた人は受験後、試験結果レポートから点数を確認することも可能です。
試験結果レポートは総合評価点や分野別評価点など、受験者の成績を記載したレポートであり、利用者メニューからダウンロードできます。
試験結果レポートのサンプルは以下の通りです。

試験結果レポートのダウンロード期間は受験日から1年間なのでご注意ください。
例えば、受験日が2025年7月26日の場合、ダウンロード期間は2025年7月26日~2026年7月26日となります。
ITパスポートの合格証書はどんな場面で必要?
就職活動や転職活動をするにあたっては履歴書・職務経歴書を用意するのが一般的です(就職活動の場合、職務経歴書は不要)
ITパスポートは立派な国家資格なので、履歴書や職務経歴書に記載することができます。
※「ITパスポートは国家資格・上位資格?検定との違いは?わかりやすく解説」もぜひ合わせてご覧ください。
ITパスポートに限らずですが、就職活動や転職活動をしていると、企業によってはその資格に合格したことの証明として証明書類の提出を求められることもあります。
ITパスポートの合格証書・合格証明書はITパスポートに合格したことを客観的に証明できる書類なので、そのような場面で役に立ちます。
ITパスポートを履歴書に書くときの注意点は「ITパスポートは履歴書に書ける!書かないのはもったいない!書き方を画像で解説」で詳しく解説しているので、気になる人はぜひご覧ください。
ITパスポート受験後に住所が変わった場合、合格証書の受け取りはどうなる?
合格証書はITパスポート受験時点の利用者情報にて交付されます。
なので、受験後に引っ越しなどを行い、住所が変わった場合は早めに郵便局に転居届けを提出する必要があります。
郵便局に転居届けを提出しないと、旧住所に合格証書が送付されてしまい、合格証書の受け取りができなくなってしまうのでご注意ください。

合格証書を受け取れず、郵便局での保管期間が過ぎてしまった場合は?
合格証書を受け取れず、郵便局での保管期間が過ぎてしまった場合は合格証書が情報処理推進機構に返送されます。
情報処理推進機構での保管期間は発送後3ヶ月(発送日の属する月の3ヶ月後の月の末日まで)となっています。保管期間を過ぎると合格証書は廃棄されるのでご注意ください。
※例えば、2025年6月18日発送の合格証書の保管期間は2025年9月30日となります。
保管期間内であれば、以下の4点を情報処理推進機構に送付することで合格証書の再送が可能です(送付先の住所・宛名は以下に記載します)
- 必要事項を記入した合格証書再送依頼書(以下画像。不明な箇所がある場合は空欄でOK)
- 本人であることを証明できるもの(マイナンバーカード表面・運転免許証・健康保険証など)のコピー
- 返信用切手(530円分)
- 送付用宛名メモ(以下画像)
<合格証書再送依頼書>

<送付用宛名メモ>

送付先の住所・宛名は以下の通りです。
- 〒113-8663
- 東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス15階
- 独立行政法人情報処理推進機構 デジタル人材センター 人材スキルアセスメント部実施グループ 証書再送係
🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽
今回はITパスポートの合格証書とは何か・いつ届くのか?などについて解説しました。
繰り返しにはなりますが、ITパスポートの合格証書は再発行できません。絶対になくさないよう注意してください。